事業承継や株式・事業譲渡を検討している方におすすめのM&A仲介業者をご紹介

M&Aを行うタイミングはいつぐらいがいい?


企業の合併は相手企業の株式を過半数取得して支配権を握る買収や自社を存続会社として相手企業を消滅させる吸収に分かれますが、最近は国を跨いだ合併が行われて巨大企業が誕生しています。一方で、事業承継を目的とする中小企業が合併候補企業として名乗り上げても相手の見つからないケースが増えています。

 

 

いつの時代も事業の拡大、強化を目指す企業の経営戦略

元々、米国では企業が事業の拡大、強化を目論む際、社内行動の活発化を図るだけが目的ではありません。競合する企業であるか、否かに関係なく、社外企業を合併する行動が経営戦略上で当然視されて実行されてきました。合併は相手企業の株式を過半数取得して支配権を持つ買収の他に、自社が存続し、相手企業を消滅させる吸収に分かれます。

一方、国内でも欧米各国より遅れていましたが、バブル経済が崩壊し、景気の先行きが見えない「失われた20年」の頃から買収や吸収を行おうとする企業行動が次第に顕在化してきました。力のある企業が弱体化していても利用価値のある企業を買収して自社傘下に収めるケースが最初は多かったようです。もちろん、体力のない企業を丸ごと、吸収するとは限らず、自社にとって利用価値があると判断した事業部門だけ買収することもあるわけです。

こうして、部分的に買収される企業は解体されて、利用価値がないと判断された事業部門は破産の道へ追い込まれてしまったわけです。このため、一昔前から国内にはこうしたM&Aで急速に事業規模を拡大、強化していく企業を揶揄する考えがありました。

しかしながら、今世紀に入って産業界に規制緩和の波が急速に押し寄せてくると企業活動のグローバル化が急拡大して、国を跨いだ巨大な規模の合併劇も増えています。最近は、海外の企業を合併する企業に対してむしろ、その積極性を評価する前向きな考えの方が多く聞かれます。

経済成長に陰りが現れると仕掛けるケースの進む合併劇

先進国では国ごとの経済成長のタイミングにずれがあるものの、多くの産業分野で様々な事業が成長してきました。ところが、先進各国でも経済の成熟化に伴い、高成長を遂げてきた企業の成長にも陰りが現れてきたわけです。すると次のステップとしてこうした企業が巨額の資金力をバックにして国内外市場で競合する同業企業に、あるいは、事業拡大したい異業種の有力企業にM&Aを仕掛けるケースが現れてくるわけです。

いずれの企業も仕掛ける場合、自社だけで最適なタイミングを見計らって実行するには無理のあることが明らかです。自社の人材だけで秘密裏に進められる企業合併に係る情報網を勉強してもその収集範囲には限界があるからです。そこで、単に買収だけでなく事業承継や協業等、多目的に企業同士の合併を仲介する事業を行う会社を利用するわけです。

但し、自社の合併ニーズに的確なサービスを提供してくれる会社を選ぶ必要があります。民間企業であれば融資先あるいは、原材料や製半製品の調達、物流、販売等の企業活動を通じて多くの金融機関や関係企業と提携関係を持っているはずです。こうした関係先企業情報のデータベースを所有するM&A仲介会社が国内外に多数存在しています。しかも、東証一部市場に上場している大企業始め、中堅、中小企業まであります。

産業構造の変わり目に現れてきた様々な形の合併劇

こうした仲介会社には幅広く関係情報が収集されていますが、仲介するにしても過去の仲介実績の分野に違いがあり、会社ごとに得意、不得意の分野があります。また、企業同士の仲介はその内容を周辺他企業等の関係者には口外無用に進める必要があるだけに合併したい企業の紹介を依頼する場合、自社の企業秘密を確実に守ってもらうことが大切です。

従って、仲介を依頼して企業の買収や吸収を図る行動を起こすにしても事前に仲介会社の信頼性や対応力等の特色をよく勉強しておく必要があります。また、現在、求人難の雇用状況が背景にあり、ビッグデータの利用拡大が図られてAI導入やロボット化により事業の効率化や省力化が進められています。

同時に、第四次産業革命の進行中といわれるくらい、産業構造が変わりつつあります。各企業は競合各社との競争に遅れをとらないよう、一歩でも先へ進みたいと考えて行動しています。このため、この時期に事業転換を図ろうとする企業が増えているので、多くの企業が企業買収を検討していると考えられます。

このように、AI導入やロボット化という新しい技術の導入による産業構造の組み替えにより新しい産業分野の創出が期待されています。この産業構造の組み替え過程では合併する企業同士の間で水平統合や垂直統合、あるいは、敵対的な買収劇等がその最適なタイミングを狙いながら繰り返していくはずです。経済合理性のない事業分野はこうした合併行動により一歩ずつ淘汰されていく一方で、巨大なコングロマリット型企業が出現していくわけです。

 

企業は競合しながら競争社会で事業を拡大、強化して発展していますが、経済成長の成熟化に伴ってその事業規模の維持が難しくなると同業企業や異業種企業との合併を行っていきます。近年は更に、経済活動のグローバル化が進むにつれて国を跨いだ合併により巨大企業の誕生するケースも目に付きだしています。