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日本でのM&Aの成功事例

日本でのM&Aの成功事例

日本においてM&Aという言葉が浸透し、盛んに行われるようになったのは1980年代後半です。
バブル経済華やかな頃です。
外国の巨大資本による日本企業の買収が繰り返されたため、それに対抗する手段として日本企業同士の合併が相次ぎました。
その後、2000年前後のITバブル期に再びM&Aのブームが訪れます。
そして、情報の共有と経済のグローバル化が進み、それまでの経営方針や販路だけでは立ち行かなくなった企業はあらゆる手段を用い、さらなる発展を目指します。
2008年以降、海外へ市場を求める日本企業を始め、さまざまな角度から経営を見直す企業が増えてきました。
第3次M&Aブームの到来です。

M&Aはもはや日本の企業にとって欠かせない戦略的アイテムとなったのです。

 

日本のM&Aの動向

日本企業におけるM&Aは2008年以降増加の一途を辿り、2015年度には22.4兆円という1999年に次ぐ高水準を記録しました。
この年は東京海上日動火災保険や明治安田生命などの金融関係による買収劇が相次ぎ、新関西国際空港の運営権を買い取った関西エアポートを筆頭に1000億円超のM&Aが約7割を占めています。
それまでの日本国内の平均的なM&Aは60億円未満の案件が8割であったことを鑑みると突出した数字であり、繰り返されてきたM&Aによる事業拡大の賜物とも言えます。
日本企業のM&Aは金融・機械・自動車などの業種に多いのが特徴で、通信・メディア・テクノロジーのいわゆるTMTの分野が欧米企業に比較して極めて少ない傾向にあります。
TNTは情報社会を担う産業であり、いっそうの飛躍を期待される業種です。
それでも現時点では低い数値を示していること、さらにM&A市場の規模がGDP比で3%と欧米の半分以下であることを鑑みると、日本という国は未だM&Aの開発途上にあるということを認めざるを得ません。

 

日本のM&Aに失敗が多い理由

M&Aに関して後進国と言える日本ですが、積極的な戦略により海外資本を買収したケースが多々あります。
しかしながら、その成功事例は少なく半分にも満たないのが現実です。
厳密に語れば、どの時点、どの程度の損失を失敗と呼ぶのかは定かではありませんが、悲願の海外進出を遂げたNTTコミュニケーションズがわずか1年で5000億円の損失を計上した事例もあります。
また、米国IBMを買収した日立製作所は5年間赤字が続き、最終的には米国ウエスタン・デジタルへ売却しました。
海外でのM&Aはその国の政情やリスクに左右されるため成功と言えないケースが少なくありません。
日本の企業は買収を得意としても売却が苦手なため、リスクを負い続けてしまう傾向にあります。
日立製作所のように買収と売却のタイミングが上手くいったケースは極めて稀であり、今後の指針となる例です。

 

JTのアメリカ進出

1999年、アメリカのRJRI(RJレイノルズカンパニー)を買収したJT(日本たばこ産業)は大きくシェアを拡大しました。
積極的なマーケティング戦略とデザインの統一によるブランド化が成功し知名度もアップ、たばこ業界における世界3位の地位を占めるようになりました。
欧米流と日本流の経営体系がうまく融合した成功事例と言えます。

 

M&Aの匠 日本電産

1984年2月にアメリカのトリン社を買収したことを皮切りに、赤字経営の会社を次々に傘下に収め黒字化し規模を拡大してきたのが日本電産です。
まさにM&Aのお手本のような成功事例と言えます。
日本電産の経営方針はいたって自然体。
買収した会社のブランド名を残し、経営者も従業員も変えず支援しつつ共に経営していきます。
やがて黒字化すると支援人員を引き上げさせ、元の経営状態と同じくします。
つまり健全な子会社として生まれ変わらせるのです。
このような方法が買収された会社の経営者や従業員らの心を掴み、相乗効果となっているとも言えます。
また、M&Aの相手企業を戦略的、かつ将来性を見込んで合理的に選んでいることも成功理由のひとつです。

 

会社の歴史=M&Aの楽天グループ

1997年の創業以来、国内企業30社、海外企業10社に及ぶ買収を繰り返してきた楽天グループの歴史は、まさにM&Aの歴史とも言えます。
楽天市場を除く主力事業がすべて買収先を母体としていることからも成功率の高さが伺いしれます。
特に323億円を投じたマイトリップネットの買収は、楽天トラベルとの統合により年間100億円の営業利益を計上するに至っています。
また300億円で買収したイーバンクは楽天銀行と名を変え、楽天グループ企業の中枢を担っています。
クレジットカード関連事業に関して多少の損失があるものの、近年は海外シェアの拡大に努めています。
2014年9月海外でアフィリエイトモールを展開するEbatesを1000億円で買収、国内GDPが減少傾向にある中、海外での市場獲得に余念がありません。

 

M&Aのリスクとマネジメント能力

M&Aは売り手企業、買い手企業共にメリット・デメリットがありますが、リスクを背負うのは買い手企業の方です。
けれども、買収は積極的な営業戦略の一環として行われる行為、怯まずに遂行しマネジメントしていくことが大切です。
問われるのはマネジメント能力、実際のところM&Aに成功も失敗もありません。
M&Aは生き物、繰り返されるたびにお金を食べ、お金を生みだしていくのです。

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